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社運かけた「魔界戦記ディスガイア」看板商品に 日本一ソフトウェア - 岐阜新聞



  • 28日に発売した最新作「魔界戦記ディスガイア6」 
  • 「魔界戦記ディスガイア」の開発秘話を語る新川宗平社長=各務原市蘇原月丘町、日本一ソフトウェア 

 岐阜県各務原市は、日本一ソフトウェア(同市蘇原月丘町)が開発したシミュレーションRPG(ロールプレーイングゲーム)「魔界戦記ディスガイア」シリーズをふるさと納税返礼品に設定している。シリーズ1作目「魔界戦記ディスガイア」が2003年1月に発売されて以降、多くのゲーマーに親しまれている同社の代表作だ。ゲームを返礼品に設定する自治体は全国でも珍しく、新川宗平社長は「返礼品を通して各務原市が全国から注目してもらえるのはうれしい」と喜ぶ。

 1作目の開発に着手したのは発売の1年前。同社は当時、従業員20人規模の会社で「1年に1本、ゲームを出して売れるかどうかで生き残れるかが決まる会社だった」と新川社長。それまでにいくつかのRPGソフトをリリースしたが、5万本の販売本数を達成できない状況が続いた。新川社長は取締役企画営業部長としてゲームのシナリオや営業を主に担当。「もしかしたらディスガイアが最後のソフトになるかもしれない。だったら、開発スタッフが取り入れたいと思う要素を全て詰め込んで、寄せ鍋みたいなゲームにしようと決めた」と、思い切った決断を下した背景を振り返る。

 その結果、一般的なRPGでは100程度のキャラクターのレベル上限が9999、攻撃時のダメージ量が億単位など他社のゲームとは一線を画す設定を採用。「史上最凶のやり込みシミュレーションRPG」という触れ込みが瞬く間に広がり、発売して1カ月を待たず販売本数10万本を達成し、日本一ソフトウェアの看板商品の地位を確立した。「何が売れるか分からない中でチーム一丸となって作ったゲームが評価されたことがうれしかった」と思い返す。

 2作目以降もヒットが続き、シリーズの全世界累計販売本数は450万本。そして今月28日には、6年ぶりとなる最新作「魔界戦記ディスガイア6」を発売した。やり込み要素がさらに強化され、レベル上限は9999万9999、ダメージ量は京単位に進化。加えて、オート(自動)戦闘機能、倍速機能などゲーム時間を確保しづらい人たちに配慮した新機能も搭載した。

 新川社長はディスガイアを「チャレンジ精神とサービス精神の塊」と表現する。コロナ禍で自粛ムードや暗いニュースが続いていることに触れ、「日本一ソフトウェアは衣食住の役には立てないが、心を込めてゲームを作り世の中を明るく楽しくしたい」と使命感を口にする。

カテゴリ: エンタメ 経済



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